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伊勢志摩では「あらめ」は、昔からお供え物として伊勢神宮に献上され、人々には乾燥させたものを臼(うす)で砕いて魚や野菜と煮て食べていました。

「刻みあらめ」は、この地方の猟師が「あらめ」干し、茹でて圧縮したものを包丁で刻み、干し上げたものを京都方面のお寺に精進料理として売り出されたのが始まりと言われています。

関東では馴染みの薄い海藻商品だと思いますが、関西では、お盆にあらめの煮物を作り、古くから食べられている食材です。

特に京都では、8月16日の朝にあらめを炊き、あらめの茹で汁を門口に流してお精霊さんをあの世へお見送りする風習があります。



  • あらめ
  • 11:30 AM
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