岐阜県加工
岐阜県恵那市は、寒天作りに適した自然環境に恵まれた地で古くからこの地で寒天を製造しています。
職人の長年の経験と技術、こだわりを生かし天草を大釜で煮て良質な寒天が抽出されます。真冬の凍てつく寒さを利用し、約2週間の天日乾燥をおこない糸寒天に仕上げた商品です。
寒天の起源として言われているのが、江戸時代の京都の伏見の冬、参勤交代で宿泊した薩摩藩主島津大隅守に供した「ところてん」の残りを外に捨てておいたところ、数日後、白い乾物になっていました。
それを発見した宿主が不思議に思って煮たところ溶け出して、再び「ところてん」に戻ったところから寒天の製法を発見したと言われています。伏見の寒い冬がところてんを冷やし乾燥させ寒天になりました。現在、国内の寒天産地は、岐阜県・長野県が有名な産地です。一部の説によると参勤交代で江戸へ向かう中山道で冬の凍てつく寒さの岐阜や長野は寒天製造に適しており、京都から伝わったと言われております。
天草は海でとれる海藻ですが岐阜県や長野県は海が隣接していません。なぜ岐阜県や長野県が寒天の製造地として栄えたのでしょうか。
寒天製造において「凍結」→「脱水」→「乾燥」を繰り返しておこなうことが重要な工程となります。寒天づくりに最適な自然環境が整っている内陸の寒い地域が寒天製造に適した土地だったことが考えられます。
一般的な寒天は天草(テングサ)とオゴノリという名の海藻からつくられるものが多いですが、寒天特有の香りと記憶されている香りは、オゴノリの含有量に比例します。
寒天のなかに含まれるオゴノリの量が多くなれば、海藻特有の香りは強まり、滑らかさにも影響を及ぼします。
その違いは天草100%の寒天とくらべると驚かれることでしょう。
『寒天なんてどれでも同じ。それなら粉末寒天の方が使いやすい』と、思われている方が多いのではないでしょうか。正確な分量(1グラム単位など)でのご利用なら粉末寒天は適しています。
また、粉末ゆえの溶けやすさも重宝されています。
当店の粉末寒天は2種類。
安さをお求めのお客様には寒天パウダー。品質にこだわるお客様には国内産粉末寒天です。
高級和菓子店などでよくご用命いただく寒天は、国内産天草100%の棒寒天。上質な棒寒天は弾力性も一級です。 冬の凍りつくような寒さのなかで丹念に作られたプロフェッショナルなお客様向けの一品。
そして、今回ご紹介する糸かんてん。国内で製造された天草100%の上質な寒天でプロの現場でも十分に通用する品質ながら、極限まで価格をおさえました。
そんなお客様の『プロ仕様の糸かんてんが欲しい』の声にお応えするために新登場した国内天草100%糸かんてん。
和食に和菓子、洋食にスイーツなど和洋折衷あらゆる用途に汎用性の高い糸かんてんをご用意しました。ここでしか手に入らないこだわりの高級糸かんてんをお探しのお客様向けの糸かんてんとなります。
価格重視のお客様は従来品の糸かんてんがおすすめです!
寒天ダイエットは下記4点で注目されています。
- カロリーが低い
- 満腹感が得られる
- 食物繊維が腸を活性化させて便秘を解消
- 糖と脂質の吸収をゆるやかにして肥満を防ぐ
ダイエット目的で寒天ばかり食べていると体に良くありません。
身体に良いことと思い、たくさん食べ過ぎると逆に体調を崩して
しまう恐れがあります。
最低限必要な糖質や脂質の吸収を妨げたり、腸の調子も悪くなる
場合があります。寒天は、食物繊維以外の栄養素がほとんど含ま
れていないのが特徴です。
その特徴を生かし、他の食材と組み合わせてご使用されることをおすすめします。
バランスの良い食事を心掛け、上手に寒天をご利用していただくことが重要です。
無味無臭・弾力性の高い天草100%の糸かんてんだからこそ、食材の良さを壊さず口当たりなめらかな絶品スイーツをつくることができます。
市販の豆乳に生クリーム、砂糖と糸かんてんでつくる豆乳にメイプルシロップをかけただけの簡単スイーツですが、ゼラチンや一般の粉寒天では再現できない高級感。
糸かんてんをぬるま湯にあらかじめつけておき、柔らかくなったところで薄切りにした椎茸と一緒にひと煮立ち。
どんぶりに即席の粉末スープをくわえ熱湯を注いでおき、先の糸かんてんと椎茸と白ネギを加えるだけの簡単料理。
溶けだした糸かんてんが、絶妙なスープのとろみをつくり、体の芯から温まります。寒い季節には最高です。